銀行口座を複数持つことでの貯金術

銀行口座を複数持つことでの貯金術

銀行口座を複数持つことのメリット

賢く貯金をするなら、銀行口座を複数利用する方法がお勧めです。
いくつも銀行口座を持つとややこしくなるから1つに絞っているという方もおられますが、それでは収入と支出が一緒になって収支がわかりにくくなるデメリットがあります。
また、普段使いの口座で全てを管理しようとすると、無駄使いしても気付きにくく、まだ残金があるから大丈夫とどんどん使ってしまう恐れがあります。

貯金のコツとは、家計の収支を明確に把握することで、毎月いくら貯金できるか金額を決定することです。
その為に、給与が入る口座と、毎月の必要経費が引き落としされるだけの口座を作ります。
毎月の収入がいくらか、また支出はいくらかと混同されることがなくなり、家計の収支がひと目で分かるようになります。
つまり、銀行口座を複数使い分けることで、家計簿のように収支を分かりやすくすることができるのです。

さらに、家計を1ヶ月単位で見るのではなく、1年単位で見ることで、目標となる貯金額を設定し、いくら貯金するべきか、はっきりした数字が出ますので、実行しやすくなります。
毎月決まった額を貯蓄に回すことができれば、毎月確実に貯金できるようになるでしょう。

ペイオフへの対応策

ペイオフとは、お金を預けている金融機関が万が一倒産した場合でも、1000万円とその利息が保証される預金保険制度が適応となります。
1つに口座を絞ってしまうと1000万円を超えた額は保証されませんのでリスクが伴います。
口座を分散させて、各口座を1000万円以下にしておけばそれぞれがペイオフ対象となる為リスク回避をすることができます。

ただし、複数の口座と言っても、同じ金融機関で異なる支店に預けてしまうと合算して計算されてしまいますので注意が必要です。
銀行口座を複数持つ時は、異なる金融機関に分けて賢く利用しましょう。

確実に貯金するなら積立貯蓄口座を作ろう

収入と支出を分けるだけでも貯金しやすくなりますが、より確実に貯金をする場合には、通常の預金口座ではなく、積立貯蓄口座の開設がお勧めです。
普通預金だとお金を引き出しやすい為、お金に関わる計画性がない人はつい甘えが出て使ってしまう恐れがあります。

積立貯蓄であれば、毎月2万なら2万と決められた額が預金口座から引き落としされますので、確実に一定額を貯金することができます。
また、金融機関によっては定期預金の口座を開設すると宝くじや懸賞金が当たる等のサービスがあったり、クレジットカードの引き落とし口座を開設すると金利がアップする等、お得な特典が付いていることもあります。
まずはどのような特典があるか、色々な金融機関の積立貯蓄口座について調べてみると良いでしょう。