FP3級は独学でも受かる資格
FP3級を受けるメリット
FPを目指して、資格検定を受ける人が年々増えているそうです。
中でもFP3級に関して言えば、入門編的な位置づけとなるため合格率も高く、独学での取得も夢ではないでしょう。
FP3級の試験を受けるメリットについて、お金とライフスタイルに関わる金融知識が幅広く得られるということがあげられます。
生命保険や年金、相続など、ライフイベントごとに考えるべきことはもりだくさんです。
本来なら専門書を探して読んだりネットで情報を調べたりして、その都度慌てて対応するのがふつうですが、FP3級を受けることでその知識を使って対処することができます。
FPは女性でも活躍できるフィールドとあって女性にも人気の資格なのですが、家計を支える主婦になっても家計管理にその知識を大いに役立てることも可能でしょう。
このようにFP3級を受けることは、資格を得る以外にも大きなメリットがあるのです。
きんざいと日本FP協会の受験の違いとは
実は、もともとFPの資格は民間資格だったため、いろいろな機関からそれぞれ名前をつけて発行していました。
きんざい(金融財政事情研究会)と日本FP協会もそれらの機関の1つでした。
2002年にFP技能士という国家資格が設けられて以降、きんざいと日本FP協会に運営が引き継がれたため、現在では両者どちらでもFP技能士1~3級の試験が受験できるというわけです。
初めて受験される方は、きんざいと日本FP協会のどちらで受験するべきか悩まれると思いますが、受験の違いを理解してから選択するようにしましょう。
統合されたと言っても、それぞれ異なる試験内容となっています。
学科と実技があるFP技能士では、学科はきんざい、日本FP協会ともに同じなのですが、実技試験が違います。
FP3級の実技試験では、試験時間60分できんざいは5問ほど、三答択一の筆記方式で50点満点、合格ラインは30点です。
一方日本FP協会の試験は試験時間60分で20問ほど、三答択一のマークシート方式で100点満点、合格ラインは60点となりますのでかなり違いが大きいことが理解できるでしょう。
ただしレベルは同じなのでどちらがいいという線引きはなく、問題の数や1問に対する配点の大きさなどを考慮して、自分に合う方を選べば問題ありません。
FP3級の試験内容
学科試験はライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、さらにタックスプランニング、不動産、相続・事業承継から出題されます。
きんざいの実技試験内容は、個人資産相談業務、保険顧客資産相談業務から1つを選択、ライフプラン関連や保険全般についての問いが中心です。
日本FP協会の実技試験内容は、資産設計提案業務からの出題となり、ファイナンシャル・プランニングのプロセスと顧客の状況分析、評価などの問いが出ます。