外貨預金について知りたい
外貨と為替取引き量について
まず最初に、世界の国々には、その国専用の通貨というものが存在しています。
日本では円、アメリカではドル、欧州ユーロ圏ではユーロが専用の通貨となっています。
こうした各国の通貨は、法定通貨とされているもので、金銭債務の弁済手段として法的効力を有し、取引きに用いることができるものです。
こうした国同士の関係は、輸入や輸出による貿易によって、成り立っているとも言えます。
こうした取引きには、国際通貨が使用されており、その中で最も流通量が多いのは、皆さまご存じのドルです。
国際取引や為替取引に使用される通貨は、アメリカドルの88.3%が最高で、次いでユーロの32.3%、日本円の16.8%と続きます。
為替取引きについて
前項による説明で、国際取引や為替取引には、各国の通貨が使用されていることが、お分かりいただけたかと思います。
しかし、取引きの上では、円で支払ってもらうより、ドルで支払って欲しいということもありますよね。
そこで、通貨の間でも、強い(取引き量の多い)通貨と、弱い(取引き量の少ない)通貨といった構図が出来上がるわけです。
国際通貨としてのドル評価が高いのも、このような理由によるもので、各国はドルを入手するため、為替マーケットで入手する事になります。
為替取引きでは、こうした貨幣同士の構図がよく表れており、為替取引きは投資の対象ともなっています。
外貨預金とは
外貨預金とは、日本円ではなく、海外の外貨による預金の方法です。
これまでに解説した通り、各国の通貨は相場によって常に変動しています。
つまり、この相場の変動を利用することにより、損益が出ることになります。
また、外貨預金は、預金と名称がついているとおり、その国にお金を預けることになりますので、当然権利が発生します。
こうした金利は、外貨預金の利息として、収益を上げることができるわけです。
外貨預金には、外貨普通預金/外貨定期預金/外貨定期預金の積立などがあります。
外貨定期預金は、外貨普通預金よりも利回りが良く、積立預金と同様の外貨定期預金の積み立てなら、長期運用に向いている投資方法になります。
外貨預金での投資方法のまとめ
外貨預金は、先に解説した通り、大きく分けて3つの投資方法があります。
そして、投資方法の手段によって、それぞれ適した預金を選ぶことができます。
・外貨普通預金為替相場の動向をチェックしながら、円高の時に預け入れ、円安になれば売るなど、為替差益を狙うのに向いています。
いつでも、預け入れや払い戻しも可能です。
・外貨定期預金日本で預金するよりも、高い金利の利息が魅力です。
・外貨定期預金の積立数千円程度と、少額から始められ、長期投資方法としてもリスクが低め。
外貨預金での注意点としては、有事などの際にその国の通貨が暴落する可能性を考慮して、外貨の種類を選ぶことおすすめします。