資産形成においてまず節約が大事
資産形成において節約が大事な理由とは?
老後資金の形成やFIRE達成のために、資産運用をしていきたいと考えている方は多くいます。
中には、資産運用をしたいという気持ちから、すぐに手持ちの資金を株式や投信などに注ぎ込んでしまう方もいます。
しかし、資産形成をするに当たってはいきなり投資をするのではなく、まずは節約をすることが重要です。
というのも、投資で運用益を出すよりも節約をして支出を減らした方が、ずっと効率が良いからです。
運用益は年間で5パーセントも出せれば良い方で、1年間で100万円を投資して5万円のリターンがあるという計算です。
一方で、毎月5,000円程度の節約をすれば、年間では簡単に6万円もの実質的な資金プールができるわけです。
リスクなしに同じ額を節約するだけで得られるのであれば、その方が安全というわけです。
もう一つは、投資をするためには余剰資金を作っておく必要があるからです。
投資は常にリスクがつきものですので、生活費から資金を捻出すべきではありません。
あくまでも、失っても生活を続けられる余剰資金から行わないといけないのです。
そのためにも、まずは節約して余剰資金を作っておくべきということです。
節約と投資の運用の両方をバランスよく行うことが大切
このように、まずは節約するという考えはお金に対する正しい見方を持つのにも役立ちます。
ちょっとしたことで無駄とリスクを回避できることや、少しのお金でも大切に扱うことなどを知れます。
いくら投資を行っても、その陰で無駄遣いをして支出が増えてしまうのであれば、全体としては意味のない生活を送っていることになります。
将来のことを考えて、無駄を削るための節約をしつつ、無理のない範囲で投資をしていくというバランスの取れた金銭感覚を持つことで、安定した利益を得られるはずです。
また、実際にやってみると節約というのは簡単ではありません。
セルフコントロールがいかに大変かを身を持って理解できるでしょう。
こうした自己管理は、投資を成功させるためにも必要不可欠なものです。
無駄なリスクを負わないために感情をコントロールしたり、損失が膨らまないうちに損切りをしたりする決断力は自己管理ができていないと無理です。
節制の取れた生活を送ることで、投資のコツを覚えることになりますので非常に重要なポイントとなってくるわけです。
こうすることで、経済的な自由を手に入れやすくなります。
節約をしていくことで必要とする生活費を下げることができ、投資により不労所得が増えます。
この関係がより好調になっていくことで、経済的な自由度が高まってくるので、こうした二つの面からの努力を続けることで資産形成を成功させられるでしょう。