FPの勤務時間や休日について
企業内・独立系FPのそれぞれの勤務時間
FPの勤務時間は、企業内FPか独立系FPかによって大きく異なります。
企業内FPの場合は、勤務する企業の勤務時間に準じることになりますので、例えば銀行などの金融機関に属しているなら9時から18時の約8時間勤務が一般的です。
ですが、FPとして従事しているかぎり、顧客の相談を受けることが主な業務なので、顧客の都合に合わせたスケジューリングになる可能性もあります。
ノルマなども発生しますので、特に期末の時期は営業をはじめ事務処理関係の仕事に追われて残業をすることもあるでしょう。
独立系FPのケースでは、自分のペースで決めることができますので、個々に勤務時間が異なります。
基本は日中に働くFPが多いですが、フレキシブルに対応しているFPも少なくありません。
講演会やセミナーを開催しているFPの場合、休日や夜間も働いています。
企業内・独立系FPのそれぞれの休日
企業内FPの場合、勤務時間同様、基本的に勤務先が定めた休日が休みです。
銀行、証券会社などの金融機関では平日のみ営業で土日祝は休みですが、休日に相談会などのイベントやセミナーを企画するケースもあり、当日はFPが休日出勤となります。
有給制度が利用できる金融系なら、休みも比較的とりやすいメリットがあり、長期休暇も可能です。
ただしこの場合はクライアントとの日程調整や問題がなにか確認が必要です。
独立系FPの休日も、自身で定めたルールによって休みをとることになります。
顧客の都合に合わせることが多いため、土日に相談受付をしているFPも多いでしょう。
独立系FPは、勤務時間・休日ともに決定権は自身にあることが魅力です。
FPの残業時間はどれくらい?
銀行や保険会社、証券会社、不動産業界などFPの働く環境下では、時期によってノルマ達成のためにやむなく残業となる日も少なくありません。
歩合制で勤務している場合、ノルマが達成できなければ収入に大きな影響を与えますので残業はもっと増えるでしょう。
情熱的に仕事に取り組むFPなら、実績を上げるために日夜を惜しまず働き、休憩時間もランチを楽しむ時間を削って仕事をするケースもあります。
歩合制ではない企業なら、そこまで残業をする必要はなく、ふつうの日は定時の18時頃、期末前でも20時くらいまで残業する程度となるのが一般的です。
その点独立系FPは自分で運営している会社なので、勤務時間は自由に決めることができます。
つまり、残業というより必要なら働くという考え方になるでしょうか。
ビジネスパーソン向けのセミナーを開く場合は夜の開催になりますし、急な来客にも対応した場合は深夜に渡って相談を受けることもあります。