大手企業にもFPの活躍の場はあり

企業系FPの活躍の場

企業内で働くFPは「企業系FP」と呼ばれますが、自分のように保険会社で働くFPもいれば、銀行や信用金庫、証券会社、クレジットカード会社等、金融系の企業に就職して、企業の一員として働いています。
企業によってFPの配属先はそれぞれですが、営業職に就いている人が多い傾向にあります。

金融系企業内でお金の専門家として資産運用の相談やアドバイス、ローンを必要とする商材販売の資金プランの提案等、顧客のニーズを把握した上でサポートを行います。
資産運用はいかに資産を増やすかも大切ですが、いかにリスクを分散できるかも常に考えなければいけません。
価格変動リスクや信用リスク、為替リスク等、リスクを踏まえてコントロールしつつ、結果を出すことが求められます。

金融商品は常に新しい商材が誕生していますし、金融分野に関わる法改正も頻繁に行われる為、資格をとったからとあぐらをかいていると、どんどん取り残されてしまいます。
FPの仕事は一生涯勉強を必要としますので、スキルアップが望めるという点でもやりがいや面白みを感じることができます。

また、FPは1人で仕事をする場合もあれば、弁護士や税理士、司法書士、行政書士等と協力しあってチームプレーを行うこともあります。
どの案件を誰に依頼すればよいか、特徴を知っている必要もありますし、コミュニケーション能力も必要です。
FPが活躍している大手企業についても紹介しましょう。

三菱UFJファイナンシャルグループ

金融業界の最大手とも言える三菱UFJファイナンシャルグループは、銀行はもちろん、信託銀行や証券等、幅広い分野に進出して展開しています。
これだけ大手になると、グローバルに展開していますので、FPとして国際的な活躍の場が訪れるチャンスもあるはずです。

野村HD株式会社

野村ホールディングス株式会社は、証券での分野における最大手企業です。
証券をメインとして、信託商材、投資、コンサルティング業等にも強みを持つグループになります。
アセットマネジメント事業にも重点を置いており、様々な資産の管理・運用の代行業務、投資信託・投資顧問を請け負っていますので、FPとして力を発揮できる幅広い活躍の場を得ることができるでしょう。

他にも大手企業で頑張っているFPは沢山いますが、今後は日本だけではなく、グローバルな視点で金融を見ることができ、分析力に長けたFPが必要とされるでしょう。
FP技能士の資格以外にも、スキルアップに繋がる他の資格を取得しておくことも大切かもしれません。