プラスアルファで持っておくと夢が広がる3つの資格

住宅ローンの相談に強い「FP&宅建」

FPの資格とともに取っておくと色々役立つ資格を紹介します。
FPの資格だけでも十分仕事に活かすことができますが、FPの中には他の資格も取ってダブルライセンスをウリにして差別化を図る人も目立つようになりました。

例えば宅地建物取引士資格、いわゆる「宅建」と呼ばれる資格もその1つです。
宅建は不動産売買や賃借の仲介関連の業務に欠かせない資格であり、不動産購入を検討している顧客のサポートには住宅ローンの相談が不可欠となります。
そこでFPの資格に宅建の資格が加われば、ローン計画もより綿密な内容を提示することが可能です。

家庭の収入、家族構成、教育費などを踏まえて将来を見据えた資金計画を可能にします。
またこのダブルライセンスで独立開業をすれば、賃貸マンションの仲介業からライフプランまでビジネスを幅広く展開することもできるでしょう。

相続相談に強い「FP&行政書士」

FPと行政書士の組み合わせも、おススメのダブルライセンスです。
国家資格である行政書士は、飲食店の運営時の許可や建設、車庫証明などの役所に提出する書類作成の代行を主に行います。
近年高齢化社会が進むにつれ、相談が急増している相続問題に対応するのもこの行政書士です。
街の法律家とも称されるように、社会の身近な問題に深く関わっており、顧客から相談を受けて様々なアドバイスを行っています。

国民と行政の架け橋としての役割を担っている行政書士は、FP資格とダブルライセンスならより多くの活躍の場を得ることができるでしょう。
特に独立系FPは相続関連の専門家として活動していて、行政書士という看板がプラスされれば相続・贈与という法律のコンサルタントとしても活動できます。

社会保険に強い「FP&社会保険労務士」

社会保険労務士という存在は、近年一般にも認知されるようになってきた資格で、社会保険労務士法で定められた国家資格です。
さらに社会保険労務士資格は業務独占資格なので、この資格を持つ者だけが従事できます。
社労士とも呼ばれますが、社会保険と労働問題を扱う専門家という位置づけとなります。
この資格は一般的に企業の総務部門や開業を考えている人が取得するものです。

FP資格と社会保険労務士資格のダブルライセンスを持つ場合、社労士の仕事をメインに行うことになるでしょう。
業務内容は厚生年金に加入している社員からの年金相談などを受け、将来安心して生活できるようライフプランのアドバイスを行います。
保険や労働問題を含めた提案ができるのもFPの強みと言えるのではないでしょうか。
2つの資格を持つことで社労士の顧問報酬プラス、金融商品の購入に繋がれば仲介手数料も入りますので、収入アップも期待できます。