株式投資で企業とつながりを持つメリット

株式投資で企業とつながりを持つメリット

長期投資で企業を応援

株式投資はお金を増やす為だけの手段と考えられがちですが、本来株式を持つということは、有望な企業への融資という考え方がなされます。
これからの日本を担う、日本の将来に貢献するであろう良い企業に投資することで、投資家として自分も日本を豊かにする社会貢献に参加することができます。
特に長期投資をすれば、投資したお金は自分が応援したい企業に直接届けられることになります。

企業には理念がありますので、経営者がそれを実現に向けて実行する為には、投資家の応援が不可欠となります。
また、投資家の中には企業を自分の所有物のように扱う人もいます。
長期投資をすることで、そのような本来の投資家の意味を忘れ勘違いしている投資家から企業を守ることもできます。

株主総会の内容

株主総会では何が行われているのかご存知でしょうか。
株主総会の季節になると、ニュースでもよく取り上げられているので言葉を知っている人は大勢おられるでしょう。
ただし、投資家以外の方で実際に何が行われているかご存知の方は少ないと思います。

株式会社は株主総会を行うことは義務であり、定時株主総会と臨時株主総会の2種類があります。
定時株主総会は年に1度開催され、決算の報告や余剰金の分配報告、事業内容の報告、また各事項についての承認が行われます。
臨時株主総会は不定期で、必要に応じて開催され、合併等の決議、組織変更の報告・承認、新株予約権の発行等を行います。

株の保有数により株主総会で発言できることも

株主総会に参加する為には、投資先である企業の決算時期に株を所有している必要があります。
株主総会が開催される前に、株主には株主総会の案内が届く、あるいは企業のホームページで案内され、出欠の確認が行われます。
株主総会で各種報告と決議がなされる場合、議決権は投資している額、つまり株の保有数によって与えられます。

株主総会では報告や決議のような難しい話ばかりが行われる訳ではなく、質疑応答の時間も設けられています。
投資家として投資先企業への不満や疑問等がある場合には、その機会を使って様々な意見や質問を直接企業に伝えることができます。
株主総会の参加者には企業のお土産が用意されていることも多く、企業の商品、サービス、または弁当やお菓子の場合もあります。

株主総会で、様々なイベントを開催している企業もありますので、議決権の行使はもちろんですが、堅苦しく考えるのではなく、楽しむ気持ちで参加される方も多いようです。
株式投資を行い、優良企業とつながりを持つことで、企業を支えて社会貢献に参加することにもなります。
株主総会へ参加することは、投資をしている株主の権利となりますので、できるだけ参加することをお勧めします。