FPから学べ!家計簿をつけて貯蓄体制を築く

FPから学べ!家計簿をつけて貯蓄体制を築く

家計簿を活用しよう

どれだけ年始に「今年はこれだけ貯めよう」と目標に掲げても、どのようにしたらいいか分からずじまい、実際にはほとんど実行に移せず挫折する、なんて人も多いのではないでしょうか。
ただ貯めたい、と頭で考えるだけではなく、きちんと貯蓄できる体制を整えることがお金を確実に貯めるコツです。
難しく聞こえますが、それ程難しく考える必要はなく、貯蓄体制を築くには、家計簿の活用がお勧めです。

家計簿なら毎日つけているけど、お金はあまり貯まらないという人は、お金の管理方法について見直しが必要です。
家計簿をつけているだけではお金は貯まりません、ちゃんと「活用」しなければ意味がないのです。
また、家計簿をつけるのが苦手という方もおられますが、最近では家計簿アプリ等、簡単に家計管理ができる手段もあります。
自分が家計簿をつけやすい方法をまずは探してみると良いかもしれません。

家計簿の活用方法とは、まず自身で毎月の収入と収支を明確にして、毎月いくら入って、いくら必要経費があり、何にいくら出費しているかを自身で把握することから始まります。
預金口座に引き出せるお金がまだあるから大丈夫、というようなざっくりとお金を管理していると、可能な限り引き出してしまっていつまで経っても貯蓄することはできないでしょう。

生活費の内訳を明確化する

家計簿をつけるメリットは、自身のキャッシュフローを把握できることです。
ここで貯蓄体制にする為の大切なポイントは、固定費、生活費、交際費、貯蓄の4つの生活費の内訳を細かく分けて明確化することです。

固定費とは、毎月これだけの額は必ず必要になるという支出です。
生命保険、通信費、光熱費、住宅ローン、学費等が固定費に該当します。
生活費とは、毎月生活する為に必要な支出で、食費や日用品代、医療費、ガソリン代、雑貨代等も含まれます。

交際費とは、名前の通り交際にかかる支出のことで、冠婚葬祭、旅行、友人との外食費、プレゼント、お土産代等に当たります。
貯蓄には、貯金、株式投資や生命保険等が該当します。
家計簿をつけて固定費、生活費、交際費、貯蓄の額が明確にするだけで、貯蓄体制になれるなんて、至極簡単だと思いませんか。

家計簿を明確化するだけで貯蓄体制になれる

家計簿を難しく考えてややこしくつけている人は、長続きせず、いつまでたっても苦手意識が拭えません。
固定費、生活費、交際費、貯蓄、これら4つの配分を考えることができれば、貯蓄体制を築くことができるのです。

まずは何にどれだけ使っているかを把握し、無駄遣いはどこにあるのか、節約できる部分を見直すことができるようになります。
毎月の収支を把握できれば、目先の節約ではなく、1ヶ月単位ではなく、年間単位での節約プランを考えることに繋がります。